Research Opportunities for UndergraduaTEs
理工学部・学部学生が最先端の研究に参加できるプロジェクト

過去の Project lists

2016年度・秋学期
廣澤 渉一 教授
高圧付加による物質の構造変態制御と新規材料の創成
教員メールアドレス ""を"@"に hirosawaynu.ac.jp
定員 1名
テーマ概要 1年生春学期の「熱力学」の宿題で「スケート靴が滑る理由」を皆さんに考えてもらったところ、講義で解説した「圧力増加による相変態説」(以下の図面を参照)は必ずしも正しくなく、他にも「摩擦による発熱説」や「バルクと表面での融点の差異説」などが提唱されていることを、ある学生から指摘されました。そこで、本研究テーマでは、上記の説の正誤や相対的な寄与度を明らかにするため、自ら実験、理論、計算手法を考案し、得られた結果を基に、本当の理由を世の中に問うことを目標とします。過去の論文探しから始まって、実験条件や実験結果の妥当性の検証、これまでに提唱されている説の前提条件などを確認し、その知見から自らが証明すべき事象を考案してもらいたいと思います。その後、研究室の先輩に教わりながら必要な実験、解析を行い、過去の結果と矛盾のない、新たな説を構築することを目指しています。なお、本研究テーマは、研究室の卒業研究のひとつである「高圧ねじり加工による純TiおよびTi-Al合金の相変態挙動の解明と組織制御」と関わりが深く、将来的にはTiのみならず、様々な金属材料に高圧(ねじり)付加を適用することも視野に入れています。
履修済みであることが望ましい科目 熱力学
その他 自分で実験方法を考案し、実験装置を作製してもらう予定です。発想豊かな柔らかい頭で参加してくれることを望んでいます。
長谷川 誠 准教授
熱遮蔽コーティングに適用されるボンドコート層合金の力学特性
教員メールアドレス ""を"@"に hasegawa-makotoynu.ac.jp
定員 1名
テーマ概要 航空機用ジェットエンジンや発電用ガスタービンでは、燃焼ガスを受けるニッケル基超合金製の動翼等に熱遮蔽コーティングが適用されています(下図)。熱遮蔽コーティングは、ニッケル基超合金上に耐食金属ボンドコートと耐熱セラミックストップコートが施工されたものであり、このコーティングにより超合金基材の温度を150℃程度低下させて基材の力学特性を保持することができます。しかし、使用中にボンドコートとトップコートの間にアルミナを主成分とする酸化物層が形成され、最終的にコーティングの脱落が生じます。使用中のコーティングの脱落は、ニッケル基超合金の劣化を促進するため、本研究室では、ボンドコートの組織制御による耐剥離性向上の新しい試みを行っています。しかし、ボンドコートの力学特性は十分に把握されていないのが現状です。
ROUTEにおいては、異なる組成を有するボンドコート合金を溶解し、熱処理により組織制御を行うととものに、常温および高温での力学特性を測定し、組織と力学特性の関連について明らかにすることを試みます。
履修済みであることが望ましい科目 材料学入門、材料力学