Research Opportunities for UndergraduaTEs
理工学部・学部学生が最先端の研究に参加できるプロジェクト

Project lists

2023年度秋学期(今学期)
研究テーマの詳細については各教員に問い合わせてください。
赤松 大輔 准教授
レーザーによる超精密制御・計測に関する研究
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に akamatsu-daisuke-wvynu.ac.jp
研究室Web http://hong-lab.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 CDやDVDなどにも使われるぐらい身近にあるレーザーですが、最先端科学においても主力として様々な場面で使われています。最近でいえば重力波の観測には超精密に制御されたレーザーが使われています。その他、レーザーを用いて原子や微小物質を自在に操り量子力学的な運動制御を行ったり、また原子分子の状態を精密に計測することで標準理論の検証などにも用いられています。このようなレーザーの可能性をより引き出すような研究を行います。
具体的にはレーザーによる原子・分子やナノ粒子の運動制御、光周波数コムの製作や超精密レーザーシステムの開発など、興味に応じて研究内容を相談して決めます。
一柳 優子 教授
ナノサイズの磁性体を作って医療へ応用
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に yukoynu.ac.jp
研究室Web http://yukolab.ynu.ac.jp
定員 1名程度
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テーマ概要 ナノサイズの磁性体を作って、量子力学的な現象や新しい性質を見つけます。
あるものは電子デバイス材料に、また新たな挑戦として医療の分野での応用を試みています。
上原 政智 准教授
新高温超伝導体を合成する
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に uehara-masatomo-cfynu.ac.jp
研究室Web http://www.kimi.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 電気抵抗がゼロである超伝導体は、省電力・エコ社会を実現する上で決定的な材料であるが、超伝導は極低温でしか実現しないため、より高い温度で超伝導となる物質の開発は非常に重要である。
現在は288K(超高圧下)、133K(常圧下)が転移温度の世界記録である。
このプロジェクトではこれを超える物質開発の一端に触れる。
大野 真也 准教授
表面ナノスケール構造の創成と物性探索
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に ohno-shinya-mvynu.ac.jp
研究室Web http://www.surf-phys.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 当研究室では、原子や分子を基本ブロックとしてこれまでに無い新しいナノスケールの構造物を作り出すこと、それらの構造物の物性を詳細に評価すること、これらの知見に基づいて新規デバイスの提案を行うことを目標として研究を推進しています。この方針は、ナノテクノロジーにおけるボトムアップのアプローチに沿うものです。今期は、カーボンナノ材料や有機半導体に着目して一緒に表面ナノスケール構造を作製しその物性評価にチャレンジします。
片山 郁文 教授
テラヘルツ波で隕石を見てみよう!

※ 複数の教員が指導する共同研究テーマ
※ EP横断の共同研究テーマ
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に katayama-ikufumi-bmynu.ac.jp
研究室Web http://www.ultrafast.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 最近、ピコ秒(10^-12 s)さらには、フェムト秒(10^-15 s)の光源が開発され、それを用いてテラヘルツ(10^12 Hz)領域の電磁波用いた研究が盛んにおこなわれるようになってきました。テラヘルツ領域は、水のネットワーク運動や、大きい分子の変形、分子間の振動などに敏感であることから、それを用いた分光研究によって、これまでに可視・赤外領域では観測することのできなかった情報を得ることができる可能性があります。そこで、本テーマでは、隕石や、その模擬物質のテラヘルツ透過率を明らかにすることによって、テラヘルツ波に対する応答がどのような情報を与え、隕石の起源解明につながるのかどうかを明らかにする研究を行います。
片寄 祐作 准教授
高エネルギー粒子・ガンマ線で探る宇宙
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に katayose-yusaku-dvynu.ac.jp
研究室Web http://www.cr.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 テーマ1:数値計算やモンテカルロシミュレーションにより、宇宙線伝播過程の計算、宇宙線測定方法について調査する。
テーマ2:観測に必要となる放射線測定用の電子回路を開発する。
草場 哲 助教
光で原子数層のナノの世界に迫る!
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に kusaba-satoshi-ysynu.ac.jp
研究室Web http://www.ultrafast.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 2010年ノーベル物理学賞の対象となったグラフェン(=わずか原子1層の極めて
薄い炭素の結晶)のように、原子数層の世界は通常の固体とは非常に大きく性質
が異なることから、近年盛んに研究されています。本テーマでは、市販のテープ
を用いて原子数層(=約1ナノメートル)の結晶を剥離し、(必要に応じて機械
工作や電子工作、3Dプリンター等も活用しながら)顕微鏡分光システムを自作・
改良してその光物性に迫ります。具体的には原子層物質における非線形光学効果
の研究を考えていますが、興味に応じて研究内容を相談して決めます。
洪 鋒雷 教授
レーザーによる超精密制御・計測に関する研究
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に hong-feng-lei-mtynu.ac.jp
研究室Web http://hong-lab.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 CDやDVDなどにも使われるぐらい身近にあるレーザーですが、最先端科学においても主力として様々な場面で使われています。最近でいえば重力波の観測には超精密に制御されたレーザーが使われています。その他、レーザーを用いて原子や微小物質を自在に操り量子力学的な運動制御を行ったり、また原子分子の状態を精密に計測することで標準理論の検証などにも用いられています。このようなレーザーの可能性をより引き出すような研究を行います。
具体的にはレーザーによる原子・分子やナノ粒子の運動制御、光周波数コムの製作や超精密レーザーシステムの開発など、興味に応じて研究内容を相談して決めます。
小坂 英男 教授
量子情報テクノロジーへの誘い:量子テレポーテーションの体験
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に kosaka-hideo-ypynu.ac.jp
研究室Web http://kosaka-lab.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 量子情報テクノロジーは、量子通信・量子計算・量子シミュレータ・量子センサーなど、近未来の情報社会を支える夢の技術として期待されている。本研究室では光子からダイヤモンドへの量子テレポーテーションに成功し(右図)、量子通信のコア技術となる量子中継器のプロトタイプを作っている。ROUTEでは、本研究室の先輩と接することで、この夢の技術を体験していただく。
佐藤 丈 教授
物理学と対称性
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に sato-joe-mcynu.ac.jp
研究室Web http://soryushi.ynu.ac.jp/index.html
定員 若干名
テーマ概要 物理学における理論は対称性を決定することで構築される。この対称性は保存量と表裏一体の関係にある。学部レベルの講義では与えられた理論から「たまたま」保存量が導出されるかのように扱うが、実際には系にどの用は保存量がありそれを実現するためにはどのような対称性を考えるべきかを導き、その対称性を尊重するように理論を決定する。この過程の一端に触れることを目的とする。
その他 資料は準備中のため,メールでお問い合わせ下さい。
島津 佳弘 准教授
微細半導体デバイス、または超伝導量子ビットの研究
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に yshimazuynu.ac.jp
研究室Web http://www.shi.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 テーマの例
(1) 原子数層の厚さの層状半導体を使って微細デバイスを作り、電気伝導等の測定を行う。
(2) 電子線リソグラフィーで超微小ジョセフソン接合を作り、それを使って超伝導量子ビットを作製し評価する。さらには、ダイヤモンド中のスピン等と組み合 わせて量子的動作を実現することをめざす。
首藤 健一 准教授
原子を見よう、電子を数えよう
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に ken1ynu.ac.jp
研究室Web http://surface.phys.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 原子あるいはその中にある電子を見るためには、量子現象を理解した上で適切な検出装置が必要です。本課題では、ソフトウェア制御や電子回路の基礎を学びながら、単電子検出のための超高速回路やトンネル電子の制御を高速で行うための装置開発を行います。
武田 淳 教授
ナノフォトニクス:極限的時空間で電子や物質を操作しよう
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に junynu.ac.jp
研究室Web http://www.ultrafast.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 走査型トンネル顕微鏡(STM)と呼ばれる顕微鏡と強いテラヘルツ(1012 Hz)電磁波を利用すると、ナノスケール(1 nm=10-9 m)の物質や電子状態を超高速でコントロールすることが可能になります。本プロジェクトでは、このような系を利用して、ナノ加工や化学反応、発光、散乱等を高速かつ自在に制御することで、新しいデバイスや反応の基本原理を明らかにすることを目指します。
中村 正吾 准教授
最新のシンチレーション検出器を究める:光る結晶と光る液体キセノン
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に nakamura-shogo-zgynu.ac.jp
研究室Web http://afs1.phys.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 素粒子や宇宙の実験研究において主要な検出器として利用されてきたシンチレーション検出器について、従来から使用されてきた結晶シンチレータと、最近、多くの実験で用いられつつある液体キセノンシンチレータについて学び、比較を行ないます。
中村 正吾 准教授
最新の膨張宇宙論へ挑戦する
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に nakamura-shogo-zgynu.ac.jp
研究室Web http://afs1.phys.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 特殊相対性理論と一般相対性理論のテキストを読み、膨張宇宙論の基礎にチャレンジします。余力があれば、最新の膨張宇宙論であるインフレーション宇宙論の検証を目指す観測計画LiteBIRDの課題に取り組みます。
堀切 智之 准教授
量子計算・量子暗号通信へつながる量子技術の研究
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に horikiri-tomoyuki-bhynu.ac.jp
研究室Web http://www.horikiri-lab.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
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テーマ概要 近年の量子コンピュータや量子通信の急速な研究開発の進歩は、次世代の社会基盤に量子技術が重要な位置を占めることを期待させる。本研究では、そこで重要な役割を果たす光から物質量子系まで包含した量子技術開発に携わる。合わせて量子計算・量子通信の発展に不可欠な理論的側面の追求もありえるので、興味に応じて具体的なテーマを相談し研究をはじめる。資料PDFは添付ファイルになります。
南野 彰宏 教授
ニュートリノ実験の為の中性子検出器開発
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に minamino-akihiro-nxynu.ac.jp
研究室Web http://www.neutrino.ynu.ac.jp
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 ニュートリノ反応で生成される中性子を検出できると、背景事象を大幅に軽減でき、ニュートリノと反ニュートリノを区別できる。その結果、実験の感度を大きく改善することができる為、近年、ニュートリノ実験において、中性子に関する研究が盛んに行われている。実際、世界最大の水チェレンコフ検出器であるスーパーカミオカンデは、中性子に対して大きな反応断面積を持つガドリニウムを超純水に溶かすための改造を2018年度に行い、超新星爆発を起源とするニュートリノの世界初検出を目指す。2018年度春学期のROUTEでは、ニュートリノ実験に用いる中性子検出器の開発を行う。
Hannes Raebiger 准教授
磁性体・太陽電池・回路素子などの多電子系についての理論計算
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に hannesynu.ac.jp
研究室Web http://ssmt.ynu.ac.jp/
定員 1名程度
資料(PDF) download
テーマ概要 物質は原子から作られており、電子は原子核間の接着剤の役割を持つ。電子液体と原子核の相互作用で全ての物性が決まる。しかしながら、多電子系についてのShrödinger方程式は解析的に徳子とは出来ず、ハイパーフォーマンスクラスタ計算機で数値的に計算しないといけない。そういう計算に基づき、新たな物質、デバイス、機能性材料などのデザインを行う。
Hannes Raebiger 准教授
界面の力学挙動を第一原理計算(量子力学)で予測する

※ EP横断の共同研究テーマ
※ 企業との共同研究テーマ
参加学生 募集中
教員メールアドレス ""を"@"に hannesynu.ac.jp
研究室Web http://ssmt.ynu.ac.jp
定員 EPから各1名
資料(PDF) download
テーマ概要 構造物レベルでは一様だと考えられる材料であっても,顕微鏡などでその組織を観察すると非常に複雑な内部構造を有していることがわかっています.実験・観察技術の進歩は,これら材料の微視構造レベル(数ナノm~数マイクロm)での実験や観察を可能にして,より精細な材料特性が計測できるようになってきました.
しかしながら,現代の技術をもってしても微視領域に存在する「界面」の力学特性を計測することは困難です.対象領域が小さいことももちろんですが,材料や場所によって界面やその近傍での原子配置そのものが複雑に変化していることが,「そもそも界面とは?」というレベルからの議論を必要としています.
本テーマでは,実際に原子を配置しながら界面をモデル化して,量子力学に基づくシミュレーション(スーパーコンピュータ上での第一原理計算)を駆使して,界面のエネルギー状態を評価しながら,界面の力学特性に換算することに挑戦します.界面における原子のすべりや原子空孔を生じるために必要なエネルギー障壁を評価することで,材料の強度を支配する素過程レベルのメカニズムを解明します.
履修済みであることが望ましい科目 材料の物性などを取り扱う科目,量子力学・量子化学に関連する科目など
必要スキル 3次元空間での位置関係を把握するのが得意だったり,キーボードを叩くことに抵抗がなかったりすると取り組みやすいかもしれませんが,取り組んでいるうちに慣れます(笑)
その他 第一原理計算については物理工学EPのRaebiger准教授とKISTEC(神奈川県立産業技術総合研究所)の研究者が,セラミックス材料の界面構造については化学EPの多々見教授,炭素鋼の界面構造については機械工学EPのマツイ准教授が対応しますが,4者での共同指導で実施します.